IT NEWS / 2026-10-31

ITニュース:2026年10月31日

土曜日で記事数は少なめでしたが、Binanceからの約1兆円規模の暗号資産流出に北朝鮮系集団の関与が指摘され、ランサムウェア「復旧業者」のCEO起訴など、セキュリティ面で警戒すべき話題が目立ちました。生成AIではClaudeの有料プラン名称変更と利用制限の見直しがあり、AI活用の検証やツールの話題も続いています。

本日の主なトピック
  • Binanceの約1兆円流出、北朝鮮系「TraderTraitor」の犯行か:エンジニアのPC侵害が発端とみられ、分析企業が北朝鮮関与を指摘しました。
  • ランサムウェア復旧をうたう企業のCEOが起訴:MonsterCloudが顧客の料金から攻撃者へ身代金を払っていたとして電信詐欺罪に問われました。
  • Claudeの有料プラン名称変更、「Ultra」は5時間制限を撤廃:Max 20xがUltraに改称され、料金は据え置きのまま5時間ごとの制限がなくなります。
  • AIの性格診断、使う言語で結果が変化:中国科学技術大学の研究で、同じモデルでも英語と中国語で回答傾向が異なりました。
  • Waymo、日本の自動運転タクシーにトヨタbZ4Xを採用:2027年に日本で初期運行を始める計画です。

1. セキュリティ・不正アクセス

Binanceから約1兆円相当の暗号資産が流出、北朝鮮系集団「TraderTraitor」の犯行か

10月29日の攻撃で約63億ドル相当が約20分で流出し、Binanceは入出金を全面停止しました。TRM LabsやChainalysisは北朝鮮系の関与を指摘しており、エンジニアのノートPCが侵害され不正出金が行われた可能性があるとされています。

出典:ITmedia NEWS

「身代金なしで復旧」をうたうセキュリティ企業のCEOが起訴、実は身代金を支払っていた疑い

米MonsterCloudのCEOが電信詐欺の罪で起訴されました。顧客から高額な料金を受け取りながら、実際にはその一部で攻撃者に身代金を払い、差額を利益にしていたとされ、被告は無罪を主張しています。

出典:GIGAZINE

2. 生成AI・DX

Claudeの有料プラン名称を変更、「Max 20x」は「Ultra」となり5時間制限を撤廃

Anthropicは「Max 5x」を「Max」(月100ドル)、「Max 20x」を「Ultra」(月200ドル)に改称しました。料金は変わらず、Ultraでは認証済みアカウントの5時間ごとの利用制限がなくなりますが、週間制限は維持されます。既存加入者の手続きは不要です。

出典:Impress Watch

AIに性格診断をさせると、使う言語によって結果が変わるとの研究

中国科学技術大学の研究チームがChatGPT-4oやGemini 2.0 Flashなど5モデルに性格検査を行ったところ、英語と中国語などで回答の傾向が変わりました。どのモデルも人間より好ましい結果に寄る傾向も見られました。

出典:GIGAZINE

画面をブラウザで組み立ててAIコーディング用プロンプトにできる無料ツール「M3E Canvas」

Material 3 Expressiveの部品を並べて複数画面と遷移を作り、その構成をClaude CodeやCodexなど向けのプロンプトとして出力できるオープンソースのツールです。アカウント登録不要でブラウザから使えます。

出典:GIGAZINE

3. 製品・ハードウェア

AIグラス「Rokid Ai Glasses Style」を遠近両用レンズにして使う

表示機能を持たない分、薄型で安価なAIグラスのレンズを遠近両用に交換した体験レビューです。レンズ交換込みの総額は8万7990円で、度付きレンズにする際は事前に店舗へ相談することを勧めています。

出典:ASCII.jp

Waymo、日本の自動運転タクシーにトヨタ「bZ4X」を採用し2027年に運行開始へ

Waymoはトヨタの電気自動車bZ4Xを自動運転タクシー車両に採用し、2027年に日本で試験を含む初期運行を始めると発表しました。車両は愛知県豊田市の高岡工場で生産され、その後イギリスなどへの展開も計画しています。

出典:GIGAZINE

中小企業が今日やるべきこと(株式会社情報システム室の視点)

  • 開発・管理者のPCが侵害されると重要システムに直結するため、管理者権限を持つ担当者のPCは多要素認証・EDR・OS更新を最優先で確認しましょう。
  • ランサムウェア対策として、復旧を外部業者だけに頼らず、オフラインやイミュータブルなバックアップを用意し、復元テストを定期的に実施しましょう。
  • インシデント対応業者と契約する際は、復旧方法の説明・実績・費用の内訳を確認し、不明瞭な「独自技術」をうたう業者は慎重に比較検討しましょう。
  • Claudeなど生成AIの有料プランを業務で使っている場合は、名称・利用制限の変更点を確認し、利用状況に合ったプランか見直しましょう。
  • 生成AIの回答は使う言語や聞き方で変わることがあるため、重要な判断に使う出力は複数の観点で確認する社内ルールを設けましょう。

情報ソース

掲載している要約は、各報道機関・公的機関の記事をもとに株式会社情報システム室が独自にまとめたものです。正確な情報・詳細は、必ず出典元の記事をご確認ください。各記事の著作権は、それぞれの配信元に帰属します。

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