IT NEWS / 2026-11-01

ITニュース:2026年11月1日

日曜日で新着記事は少なめでしたが、AI学習への利用拒否をrobots.txtでまとめて指定する仕組みにOpenAI・Google・Microsoftが対応を表明したことや、相次ぐ情報漏えいでの「見舞金」の考え方が話題になりました。ほかに、生成AIの新モデルやWindows・Appleの更新の週末まとめ、日本通信のフルMVNO再延期、iPad miniの新モデル解説などが掲載されました。

本日の主なトピック
  • AI学習の拒否をrobots.txtで一括指定へ:共通トークン「__usage_ai-training」による意思表示にOpenAI・Google・Microsoftが対応を表明しました。
  • 情報漏えいの「見舞金」に注目:タイムズカーの3000円相当、GMOの上限300万円など、漏えい後の補償のあり方が論じられました。
  • Gemini 4 CarbonとGPT-6.1 Terra:GoogleとOpenAIの新モデルが週末まとめで紹介され、GPT-6.1 TerraはAPI料金の安さが特徴です。
  • Windows 11とApple製品の更新:Windows 11の10月プレビュー更新と、悪用済み脆弱性を含むAppleのセキュリティ更新がまとめられました。
  • 日本通信のフルMVNOが2027年春に再延期:技術面の課題が判明し、11月24日予定だった開始が約5カ月延期されました。

1. セキュリティ・不正アクセス

漏えい時の「見舞金」は納得できるか タイムズカーは3000円、GMOは上限300万円

タイムズカーは本人確認書類の画像が流出した利用者に3000円相当を支払うと発表し、GMOインターネットグループは「お名前.com デスクトップクラウド」の不正アクセスで情報が公開された顧客に上限300万円の特別見舞金を設けました。記事で紹介された調査では、金額より説明と再発防止策を求める人が41.2%に上りました。

出典:ITmedia ビジネスオンライン

Apple、iOS・macOSなどのセキュリティ更新を公開 悪用が確認された脆弱性も修正

10月26日公開のiOS 27.2やmacOS Golden Gate 27.2などで多数の脆弱性が修正されました。CoreGraphicsの脆弱性(CVE-2026-86950)は特定の個人を狙った攻撃での悪用が報告されており、iOS 18.7.11でiPhone XS/XRなど旧機種にも修正が提供されました。

出典:ITmedia PC USER

2. 生成AI・DX

AI学習への利用拒否をrobots.txtで一括指定へ OpenAIやGoogleなどが対応表明

robots.txtのUser-Agent行に「__usage_ai-training」と書き、Disallow/Allowで学習利用の拒否・許可を示す仕組みが、Anthropicのケビン・ケリー氏によりIETFへドラフト提出されました。Microsoftは2027年2月1日から適用、Googleは2027年の対応、OpenAIは数カ月以内の対応を目指すとしています。ドラフトは個人名義で、まだ正式な標準ではありません。

出典:ITmedia NEWS

Googleが「Gemini 4 Carbon」、OpenAIが「GPT-6.1 Terra」を発表

Gemini 4 Carbonはサイバーセキュリティや長時間タスクの能力を強みとし、まず一部の専門家やパートナーから段階的に提供されます。GPT-6.1 Terraは日常業務向けで、API料金は100万トークンあたり入力1ドル・出力5ドルとGPT-6.1 Solの半額です。

出典:ITmedia PC USER

Windowsでローカル動作する無料の音声AIツール「VoiceStudio」

音声クローン、音声デザイン、動画吹き替え、文字起こし、オーディオブック作成などをWindows上でローカル実行できるオープンソースのツールです。アプリと音声AIモデルのライセンスは別で、商用利用時はモデルや音声素材の条件確認が必要とされています。

出典:GIGAZINE

3. クラウド・ソフトウェア

Windows 11の10月プレビュー更新が公開 USBオーディオの不具合は未解決

10月28日にKB5127936(26H2/25H2)などが公開され、右クリックメニューの刷新や、Windows Updateのイメージから再インストールする「PCのリビルド」が追加されました。9月の更新以降に一部のUSBオーディオ機器が使えなくなる問題は今回も修正されていません。

出典:ITmedia PC USER

AWSのサービスを題材にしたカードゲーム「AWS BuilderCards」を試す

オンプレミスのシステムをAWSに置き換えていくデッキ構築型のカードゲームで、日本語第2版がAmazon.co.jpで2980円で販売されています。AWSサービスの組み合わせを学ぶ教材としても使えると紹介されています。

出典:GIGAZINE

4. 通信・ネットワーク

日本通信のフルMVNO、2度目の延期で2027年春に

日本通信は、11月24日に予定していたフルMVNOサービスの開始を約5カ月延期し、2027年春とすると発表しました。音声事業者との相互接続で技術面の課題が判明したためとしています。

出典:ASCII.jp

モバイル4社の5G速度差と、「つながらない」を改善するWi-Fi 8

ICT総研の山手線30駅調査では、5Gの平均下り速度はソフトバンク184.7Mbpsに対し楽天モバイル20.6Mbpsと約9倍の差がありました。Wi-Fi 8(IEEE 802.11bn)は最大速度よりも、電波の弱い場所や混雑・干渉時の安定性向上を重視しています。

出典:@IT

5. 製品・ハードウェア

NVIDIA「RTX Spark」搭載のWindows機はPCの大きな変化の始まりか

Microsoftが10月に発表したSurface Laptop UltraはNVIDIAのARM系SoC「RTX Spark」を採用し、Windows on ARMで初めてQualcomm以外のSoCとなりました。筆者は、大規模言語モデルをローカルで動かせる「Sparkクラス」のPCが新たな区分になると解説しています。

出典:ASCII.jp

新「iPad mini(A20 Pro)」は何が進化したか

11月6日発売の新iPad miniは8.5型の有機ELとA20 Proを搭載し、iPad miniとして初めてIP67の防水防じんに対応しました。価格はWi-Fiモデルが11万9800円からで、従来モデルより高くなっています。

出典:ITmedia Mobile

中小企業が今日やるべきこと(株式会社情報システム室の視点)

  • 自社サイトのコンテンツをAI学習に使われたくない場合に備え、robots.txtを誰が管理しているか(制作会社・サーバー会社など)を確認しておきましょう。
  • 社内や社用のiPhone・iPad・Macを最新のOSに更新し、iOS 26以降に上げられない旧機種もiOS 18.7.11が適用されているか確認しましょう。
  • Windows 11の任意のプレビュー更新は業務PCでは自動適用を避け、USBヘッドセットなどを使う会議用PCは更新後の音声動作を確認しましょう。
  • 情報漏えいが起きた場合の顧客への連絡・説明・補償の方針を、事前に簡単な手順書にまとめておきましょう。
  • フリーの音声AIツールを業務で試す際は、モデルごとのライセンスと声の素材の使用許諾を確認し、本人の同意なく他人の声を複製しないようにしましょう。

情報ソース

掲載している要約は、各報道機関・公的機関の記事をもとに株式会社情報システム室が独自にまとめたものです。正確な情報・詳細は、必ず出典元の記事をご確認ください。各記事の著作権は、それぞれの配信元に帰属します。

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