本日の主なトピック- e-Taxが緊急メンテナンス:国税庁が不審な通信を検知し、e-Taxを利用できない状態になりました。
- 無印良品のカード情報流出の可能性:MUJI Cardのカード番号全桁など約109万件が外部からアクセスされた可能性があると公表されました。
- アララで約7700万件のメアド流出か:メール配信サービスへの不正アクセスが契約企業にも広がり、ビックカメラなど各社が影響を公表しました。
- WordPressの脆弱性が実際に悪用:米CISAが悪用を確認した脆弱性のカタログに追加し、修正版への更新が急がれます。
- Windows 11が8GB機で高速化:Microsoftがメモリ8GBのPC向けに、スタートメニューや検索の応答改善を公表しました。
1. セキュリティ・不正アクセス
無印良品、MUJI Cardのカード番号全桁など約109万件に流出の可能性
良品計画はMUJIアプリへの不正アクセスの第二報で、2021年7月以前に入会したMUJI Card会員のカード番号全桁、MUJI Card ID、生年月日の約109万件が外部からアクセスされた可能性を公表しました。このうち有効なカードは34.5万枚で、名義や有効期限、セキュリティコードは含まれないとされます。最大約2726万件の対象には無印良品ネットストアの利用者も含まれることが分かりましたが、現時点で流出や被害は確認されていないとしています。
出典:ITmedia NEWS、Impress Watch
アララ メッセージの不正アクセスで約7700万件のメールアドレスが流出か
アララのメール配信サービスに不正アクセスがあり、攻撃者はサーバーから契約企業のシステムに侵入し、97台のサーバーからデータを持ち出しました。影響は最大約380社に及ぶ可能性があり、ビックカメラ・コジマ・ソフマップは合計約1490万件、アソビューは約1582万件の影響を公表しています。10月28日から30日にはカード会社を装うフィッシングメールが最大約713万通送信され、サービスは10月31日から全面停止しています。
出典:ITmedia NEWS、ITmedia NEWS、Impress Watch
7NOWの配送委託先に不正アクセス、利用者情報が流出
セブン-イレブン・ジャパンは、配送業務の一部を委託するCBcloudの「ピックゴー」への不正アクセスにより、7NOW利用者の情報が流出したと発表しました。カナ氏名のみが16万4180件、カナ氏名と住所が4762件、さらに電話番号と郵便番号を含むものが209件で、クレジットカード情報やID・パスワードは含まれないとしています。
出典:Impress Watch
WordPressの更新機能の脆弱性、悪用を確認し米CISAが対応を要請
WordPressのパッケージ更新時に展開される一時ファイルを悪用して外部からコードを実行される脆弱性CVE-2026-119977について、米CISAが11月3日に悪用確認済みのカタログへ追加しました。修正版はWordPress 7.1.4で、4.7以降の各ブランチにも順次修正が提供されています。Wordfenceは過去24時間で1万3000件超の攻撃を遮断したとしています。
出典:Security NEXT
Chrome 157が公開、脆弱性213件を修正
Googleが公開したChrome 157では213件の脆弱性が修正され、深刻度が最も高いクリティカルは7件、高は77件でした。Windows・macOS向けは157.0.8103.39または同38、Linux向けは157.0.8103.38です。
出典:Security NEXT、GIGAZINE
SonicWall GMSとBarracuda製品に深刻な脆弱性
SonicWallの管理ソフトGMSでは、認証なしで内部ファイルを読み取られる脆弱性(CVSS 9.1)が公表されましたが、製品はサポート終了済みで修正版は提供されず、別製品への移行が求められています。Barracuda Networksはメールセキュリティ製品ESGなど6製品の脆弱性を修正しており、ESGでは2件の組み合わせで大きな影響が出るおそれがあります。
出典:Security NEXT、Security NEXT
出荷前のAndroid機器にバックドア、Googleが中国メーカーと取引停止
Googleは、中国のOEM・ODMメーカーVideostrong Technologyが出荷前の機器にマルウェアを組み込んでいたと結論づけ、取引を停止しました。セットトップボックスやAndroid TV機器を中心に130万台超が影響を受け、感染機器は第三者の通信を中継するプロキシや広告詐欺などに使われていました。
出典:ITmedia NEWS
ランサムウェア被害461件の分析、身代金を払ったのは25.8%
オランダ警察やエディンバラ大学などの研究で、完全に復旧できるバックアップを持つ被害者は支払う可能性が低く、この要因は交渉結果や要求額より影響が大きいと分かりました。支払った119件のうち3件は復号鍵を受け取れず、9件は追加の要求を受けています。
出典:ITmedia NEWS
2. 生成AI・DX
OpenAIとマツダ、AIを活用した車両設計で共同研究
OpenAIはマツダの空力・衝突安全の技術者と協力し、車両周りの空気の流れや車体構造の挙動をシミュレーションする共同研究を発表しました。意匠やコストも考慮しながら性能を高める設計を探るもので、成果は今後数カ月以内に公開される予定です。
出典:Impress Watch
GitHub、AIエージェント時代に向けスループットを180倍に
GitHubはGitHub Universe 2026で、Azureへの移行と計算・ストレージの分離を進める新アーキテクチャを説明しました。1リポジトリで5000のAIエージェントが作業する試験では毎秒7200回の書き込みを処理し、全ユーザーは来年初頭までに移行する見込みです。
出典:Publickey
3. クラウド・ソフトウェア
Windows 11、メモリ8GBのPCで応答が最大20%高速化
Windows 11 バージョン26H2のビルド26300.9818以降で、スタートメニューや検索、右クリックメニューなどの応答が2026年1月の更新版より最大20%速くなりました。Microsoftの社内テストでは、複数のアプリやファイルを順に開く作業が最大40%短縮されています。一部の改善には、Edge、Microsoft 365、Teamsを最新版にする必要があります。
出典:Impress Watch
4. 製品・ハードウェア
サンワサプライ、幅約57mmの小型3ポートスイッチングハブを発売
LANケーブル1本で2台を有線接続できる1000BASE-T対応の「LAN-GIGAC302MG」を発売しました。USB Type-Cで給電し、背面のマグネットでスチール製デスクなどに固定できます。価格は5280円で、階層接続には対応していません。
出典:ASCII.jp
5. 行政・制度
e-Taxが不審な通信を検知して緊急メンテナンス
国税庁は不審な通信を検知したとして、e-Taxを緊急メンテナンスとしました。メンテナンス中はe-Taxを利用できず、終了時刻はe-Taxのサイトで案内するとしています。通信の詳細や情報への影響は、記事の時点では明らかにされていません。
出典:Impress Watch
NTT島田社長、攻撃者サイトの遮断で法制化を求める
GMOインターネットグループへの不正アクセスを受けて政府が通信事業者に攻撃者側サイトへの接続遮断を要請したことについて、島田社長は決算会見で、刑法上の緊急避難の整備などが重要だと述べました。遮断が認められる事案を想定した事前のガイドラインも必要としています。10月のサイバー攻撃の検知数は前年の7倍に増えたとも述べています。
出典:ITmedia NEWS
中小企業が今日やるべきこと(株式会社情報システム室の視点)
- 自社サイトがWordPressなら、本体のバージョンが7.1.4(または各ブランチの修正版)になっているかを今日確認し、未更新なら更新する。
- 社内PCのChromeを再起動して157に更新されているか確認し、使用中のWindows、Edge、Microsoft 365、Teamsも最新の状態にそろえる。
- メール配信など顧客情報を預けている委託先を一覧にし、アララ メッセージの利用有無と、不要な古い情報が残っていないかを確認する。
- e-Taxで提出や納税の予定がある場合は国税庁のお知らせを確認し、利用再開が遅れても期限に間に合うよう余裕を持って準備する。
- カード会社や取引先を装うメールのURLは開かないよう社内に周知し、ランサムウェアに備えてバックアップから実際に復旧できるかを確認する。
情報ソース
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